明けましておめでとう御座います。
本年もよろしくお願いします。
てっことで、
新年早々ややこしいバイクからの作業となります 😉
スズキ ハスラー90 Ⅰ型 1970年製
画像ではまあまあ綺麗に見えますが、
とりあえずフルレストアの予定です。
問題はエンジンです。
アイドリングはしますが、
中~高回転が回らないのとクランク付近からガラガラ異音が・・・ 😥
パーツが出るなら何とかなりますが、
出なければ・・・❓
作業は不調原因の調査から、
コンプレッション9km/cm2、点火時期もOKですが、
ふとマグネットローターを手で回してみるとブレが有ります。
ガラガラ音はクランクベアリングの破損で、
高回転が回らないのはオイルシールの隙間から二次エアーを
吸っているからと思います。
キャブレターも一応確認しておかないと、
特に問題なさそうです。
エンジンを降ろしました。
全バラなので腰上から、
走行1.7万kmの2ストにしては圧縮がしっかり有ったので不思議でしたが納得です。
(OS0.5mmのピストンが入ってました)
少し焼き付きを起こしてます。
耐水ペーパーで磨けば大丈夫でしょう。
腰下をバラシてクランクベアリングを確認。
左右でメーカーが違うので一度交換されてますね?
しかし、困ったことに遊び(ガタ)はありません。
えぇ~、 🙄
クランクのシャフトを確認すると・・・
あり得ない!!!
クランク軸が痩せてます。
クランクはメーカーから出ません。
これにて作業終了かな(´;ω;`)ウッ…
海外オークションに中古品があるので何とかなりますが、
とりあえずお客様と相談します。
エンジンは一旦保留・・・
さてと次は何をしましょうか 😐
目についたのがタンクです。
約5mmぐらい凹んでます。
お客様にはパテ埋めでって言いましたが
ある程度膨らませて欲しいとのご要望(マジか 😯 )
木ネジを半田付けしてスライドハンマーで引き上げます。
少し波打ってるので、
後はパテで修正させて貰います。
お客様に投げたクランクですが、
溶接で肉盛りして旋盤で修正したとのこと。
簡易的な測定ですが、
熱による影響か0.15mmぐらい振ってます。(許容範囲は0.02mmぐらいと思います?)
どのような影響がでるか知りませんが、
とりあえず組んでみました。
明確な不具合は確認出来ませんが、
少しクランクの回転が重いような???(気のせいですかね 😉 )
ピストン/シリンダーをセット、
エンジン完了 😀
大丈夫と思いますが・・・?
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