本題に入る前にちょっと当店のPRを 🙄
約1年前、不動と言う事で修理依頼を頂いたTY250SとRL250、
その後も、時々来店頂いてますが、
私の期待を裏切り、ちゃんと動いてます:-P
TY250S
リム等アルミ地が出ているので放置すれば直ぐに曇ってしまいますが、
しっかりメンテして頂いてます。
RL250
修理後、フロントフォーク/リアショック/シート等をebayで調達したとのこと。
旧車維持はお金が掛かりますね 😀
大切に乗って頂いているようで嬉しい限りです 😛
では、本題に、
次の仕事は、ホンダ ダックス50です。
兵庫県宍粟市?から持ち込み頂きました。
依頼内容は乗れるようにして欲しいとのこと。
あぁ~、それと排気量UPですかね。
HONDA DAX50 1969年式(初期型) 走行13,000Km
エンジンはカブと同じなので余裕かな?
まず初めに、
エンジン下部がオイルまみれなので・・・
原因はキックスピンドルのオイルシール劣化。(交換しました)
プラグのスパークOK、ピストンの圧縮も10Kg/cm2程度あるので、
キャブレターのOHでエンジンは動くはず?
ではキャブレターをOH、
状態は良いとは言えませんが、ジェット類の詰まりは無いです。
但し、燃料コックのレンコンパッキンは駄目ですね 😥
キャブレターを取り付けてエンジン始動、
異音もなく良好ですやん 😛
少し白煙が出てますが、長期保管によるものと思います。
あと、灯火類もニュートラルランプ以外は大丈夫です。
キャブのフィルターとレンコンパッキンを交換。
リアスプロケットも山がなかったので交換。
(ボアアップ予定なので41T→38Tに)
とりあえず乗れるようになったので現状確認を、
少しアイドリングが不安定かな?
50Km/hまではスムーズですが、頑張って60km/hですね。
まー、そんなもんでしょう 😆
少し放置してましたが修理を再開します。
次はフォークブーツの交換です。
ブーツ交換するにはショックを全バラです 🙁
フロントタイヤも交換して、
エンジン以外の気になる箇所は完了かな?
ではエンジンのボアアップへ、
ボアアップキットはキタコ製75ccにしました。
それ以上にすると吸排気系も変更しないと駄目なので 🙂
あと、ジェネレーターカバーが割れてたので、お客様より支給頂きました。
エンジンは綺麗にして下さいとのご要望により,
ブラストさせて頂きました。
では腰上をバラシます。
折角なのでヘッドのカーボンを除去しておきましよう。
カーボン除去とバルブの擦り合わせを行いました。
念の為、ガソリンを流しバルブの漏れを確認。
シリンダーとピストンはこんな感じです。
組み込み後、
ヘッドを取り付けてエンジン完成です。
支給頂いたジェネカバーが綺麗なのでバフ仕上げにしましたが、
左右のバランスが悪い 🙁
ってことでクラッチカバーも、
でも腐食が深いので凹みが結構残ってます 😥
(私の自己満足作業なのでサービスです)
そうするとエンジン周辺のパーツも気になるので、
エンジン取付完了。
これで完成ですが、
やっぱりこの白錆が許せない 😡
長らく預かっているので、これもサービスで 🙂
それではエンジン始動へ、
😥 😥 😥
キック(クラッチ)が滑ってエンジン始動が出来ません 🙁
原因はクラッチ板の摩耗とボアアップにより圧縮が上がった為です。
申し訳ないですが、エンジン始動は押し掛けでお願いします。
お客様に了承を得たので、
フリクションプレートをスプリングを調達しました。
スプリングは強化にしました。
フリクションプレートも新しい物に交換して、
組み込み完了。
後、キャブからガソリンがオーバーフローするのでフロートバルブも交換しました。
あれれ、
キックの滑りは治りましたが、エンジンの始動性が悪い???
10回踏んで何とか始動、キーOFF→ON後も同じです 😥
はぁー💦
点火時期をチェック・・・Fマークは合ってます。
こんな時は点火プラグを交換して、
良かった、1発始動です。(^^♪
早速テスト走行へ、
あかん!!
黒煙とアフターファイアーが・・
メインジェット#62 パイロットジェット#35 標準です。
黒煙は燃料が濃く、
アフターファイアーは低速域の燃料が薄いと発生し易いので、
相反する症状です 😥
ジェットニードルで燃調を薄くすると息継ぎを起こすし・・・
判らん、困った、暑い・・・熱中症や 😳
点火時期、バルブタイミング、キャブはチェック済み、
気になるのはマフラーかな?
エンドパイプを外してみると・・・
黒煙は納まりました。
アフターファイヤーもエアースクリューの調整(濃く)で改善。
普通に乗れるようになったのでこれでOKとします。
(トルクは上がっていると思いますが、最高速は60Km/hです)
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