以前、RL250を修理させて頂いたお客様から再度の依頼です。
有難いのですが、
なかなか厳しい車両です 😯
スズキ モトクロッサー TM250 1973年?
仮面ライダーV3号だったかな?
フロントフェンダー/シートは既に調達済み、
動くこと前提ですやん 🙄
では点火系から、
情報ではスパークはしているとのことなので安心してキック・・・OKです。
コンプレッションは10㎏/㎝2近くあるので、
ピストンリングも大丈夫でしょう?
(黒文字が㎏/㎝2に相当)
キャブレターも若干の詰まりはありましたが、
致命的な問題は無いと思います。
ブラストしてキャブレター完了。
じゃーパンドラの箱を開けますか 😀
シリンダーも大丈夫です・・・何か灰色の油が溜まってますが?
ほぉー、ピンクリップがズレて削れてました。
ピストンも大丈夫です。
ピストンピンは交換が必要ですが、
次は腰下を確認します。
フライホイールはインナータイプです。
これだけ小さい(軽い)とアイドリングはしないでしょうね?
専用のプーラーがないのでベアリングプーラーで、
錆て外れませんよ:cry:
プーラーのセンタ―ボルトをハンマーでゴツンと・・・
左クランクのオイルシールは大丈夫みたい?
(交換はします)
汚いので汚れを落として、
クラッチカバーを外しました。
クラッチは錆びて一体化してます。
一度ケースを割ってますね、
こんなネジが2か所ありました。
ネジにΦ2mmの穴を開けて、
皿を落として、逆ネジタップを使用します。
じゃ~、気合を入れてクランクを割ります。
あらら、比較的簡単に開きました 🙂
クランク左のベアリングが少しゴロゴロしてます。
事前に怪しいパーツは購入してたので、
クランクベアリングとオイルシールを交換。
純正に近づけたいとのご要望なので、
ケース/カバー類は黒に塗りました。
クランクとミッションをセット、
塗装を傷めないよう養生しての作業が面倒です 😉
右ケースをはめ込み、
クランクとギアがスムーズに動くことを確認。
クラッチ板は錆びを落とし、
フリクションプレートも摩耗していないので再利用します。
ナット類は一部メッキに出すので、
とりあえずエンジンは完成です。
特に問題となる部位はないので動くと思います。(知らんけど 🙄 )
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