同じような依頼が続きます。
ヤフオク落札後当店へ直送、
CL72に続きヤマハDS6の点検修理です。
お客様の情報としては、
出品者のコメントで敷地内では動きましたとのこと❓
勇気ある落札です。 😀
ヤマハ DS6C 2スト2気筒 1969年製 走行距離 8700Km?
1960年代同士のツーショットを、
簡易的な確認ですが、
・エンジン下部数ヵ所からのオイル漏れ。
・左マフラーから白煙が出ていない。
・敷地内を試走した感じでは、2速以降エンジンの吹き上がりが今一かな?
始動性は良くニュートラルでは大丈夫です。 😉
ではコンプレッションから、
左側、
右側、
8㎢/㎝ぐらいあるので大丈夫でしょう?
(ゲージ不具合により黒文字が㎏/m2相当)
次は点火時期、
若干ズレていたので調整後です。
左側、
右側、
左マフラーから白煙が出ていなかったのでオイルの吐出を確認、
問題ないです。
シリンダーとシリンダーヘッド間で油漏れを起こしているので確認すると、
圧縮漏れを起こしてました。 😥
ヘッドを外すとガスケットが前後逆に取り付けてあります、
新しい物と交換したいのですが販売してるのか?
カーボンを除去して再利用とします。
後はエアークリーナーをエアーブローして、
これで大丈夫と思い、
新しいガソリンと点火プラグを交換して試走。
あかん、やっぱり元気がないです 😥
右側エキパイを触ってみると少し暖かいぐらいで手で触れます。
キャブレターか・・・
面倒ですがキャブレターをOHします。
一目瞭然です。(メインジェットが詰まってました)
詰まりを取り除き再試走。
元気にはなりましたが、中速域でしゃくるのとアイドリングが安定しません。
気に入らん 👿
原因は右キャブレターと思いますが・・・
じっくり観察してるとチョークノブに触れるとエンストすることが判明。
再度取り外してチョークバルブを確認。
チョークバルブとキャブ本体間の摩耗により遊びが発生。
チョークラインから2次エアーを吸ってます。
暫定処置ですが、チョークラインを目クラとさせて頂きました。
(左チョークのみで始動は可能と思います。)
約15Km試走。
細かな不具合は若干ありますが、(スピードメーターが60km以上上がらないetc)
それなりに走るようになりました。
お客様からも50年前の車両、完璧は求めていないとのことなので・・・
それとエンジン下部のオイル漏れですが、
キックシャフト/チェンジシャフトから若干漏れてますが、
1番の原因はクラッチアジャスターの軸からだったので、
銅ワッシャーを入れました。