約4年前修理させて頂いたRL250ですが、
走行中ミッションから異音(悲鳴)がするとのこと。
症状としてはニュートラルは問題ないが、
1速に入れることは不可、2速から上は走行可能ですが激しい異音がするようです。
またまたエンジンだけの持ち込みです。 😥
クランクケースを割りました。
この状態では異常は確認出来ないですね?
ミッションを取り外して詳細に確認。
画像では解り難いですが、
ドライブシャフトと5速ギアが焼き付き、
1速ギア側へスライドしません。
(3速ギアも怪しいのとドライブベアリングも交換が必要です)
シフトフォークも削れ焼けてます。
45年前のエンジン、
まあ寿命ですかね?
お客様としてはなんとしても修理したいと言うことなので、
中古エンジンを探して頂くことにします。
それまで保留します。
早々にお客様よりヤフオクでエンジンを落札したので直送しますとのこと。
たいそうな梱包です。
開梱???
TS250 4型(9型)?ですかね、
吸気システムがリードバルブ方式(RLはピストンバルブ)なので、
微妙にクランクケースの形状が異なります。
大丈夫かな💦
眺めてても仕方ない。
ボルト類が錆びてて苦戦しましたが、ミッションを取り外すことが出来ました。
若干ギアの歯数が異なりますが取り付けは可能です。
(左がTS、右がRLです)
クランクも入れ替えます。
こちらも少しウエイトバランスが異なります。
(左がRL、右がTSです)
取り付け可能と判断できたので、
クランクケースのベアリング/オイルシールを交換。
ミッション/クランク取り付け(シフトドラム/シフトフォークも交換)、
手動確認では問題なくシフトします。
(大丈夫と思いますが?)
腰上はOS0.5mmとするため内燃機屋さんボーリング中です。
時間が掛かりましたが、
シリンダーが戻って来たので腰上を組みます。
NOSのピストンです。
ボーリング済みのシリンダーをセットして、
エンジンOH完了。(カバーはお客様の方で)
まあ大丈夫と思いますが・・・
シフトもスムーズで、
ボーリングによりエンジンからの異音も無くなったとの報告を頂きました。 🙂
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