約1年前、KM90の修理を頂いた大阪のお客様より、
またまた古いC105の修理依頼を頂きました。
症状としては、初爆はするものの連続して回らないとのこと。
ホンダ スーパーカブC105ですが、
1961年製 OHV 55cc
えぇ~と、詳しいことは知らないので省略します。
持ち込んで頂いてから約1ヶ月放置していましたが、
しっかり修理頑張りますんで・・・治るのかな?部品もないし 🙁
56年前の車両にしては程度は良いです。
ライダップ済みって感じ、スリムです。
ほんで此奴、来た時からキャブレターから燃料漏れを起こしてたので、 🙄
キャブレターから確認します。
燃料ラインの詰まりはないようですが、
燃料漏れは、
・パイロットジェットのOリング劣化(取り外し時に切れました)
・フロートチャンバー下部の角Oリング劣化(ガスケットで代用)
・フロートバルブからのオーバーフローでした。
ここは、竹串にコンパウンドを付けれ擦り合わせましたが、
改善しないので、直接ニードルで擦り合わせしました。 😆
燃料コックのレンコン状パッキンは弾力もあり問題なさそうですね、
最近交換されたのかな?
キャブレターのOHは完了しましたが、
燃料ラインの詰まりは確認出来なかったので、
これで改善しているとは思えませんが・・・
とりあえずエンジン始動、
結果、連続して回転が続くものの、
始動性が悪く、アクセルを開けるとキャブレターから吹き返しを起こします。
点火時期が怪しそうなので、
テスターで抵抗値で確認すると、Fマークより10°ぐらい早く点火してます。
ポイント調整後、
タイミングライトで確認・・・どんぴしゃです。
これで大丈夫でしょう 😛
で、アクセルを開けると、
中速から高速は問題ないですが、
アクセルを戻す度にアイドリングの回転数がバラツキます。
それと、始動性が悪く白煙も少し出てますかね 🙁
コンプレッションを測定すると、
うぅ~ん、そうきましたか 😥
あかんですよ、10Kg以上はないと、
あまり触れたく部分でしたが、
意を決して 😈
シリンダーとピストンは大丈夫ですが、
ピストンリングは交換しないと、
それと、排気バルブも駄目ですね、
と、言うことで、部品入手が困難なので、
誠に申し訳ないですが、
この場を借りてお客様へ、お引き取りをお願いします。
嘘、嘘、冗談です。
もう少し時間を下さい、何とかしますんで 😆
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