この車両約半年前にヤフオクで購入。
お客様の情報では2速以降シフトしないのとディーゼリングを起こすとのこと。
スズキ RL250 1975年製 走行6030Km
ディーゼリングとは、
2ストの場合、燃焼室に付着したカーボンが焼玉となり、
クランク軸のオイルシールが破れそこから空気を吸うことで、
キーをOFFにしてもエンジンが4~5000rpmで廻り続けます。
私も過去何度か経験したことがありますが、
初めての時はパニックになり点火プラグを外して止めた記憶があります。 😉
では作業に移ります。
まずはキャブレターのOHから、
詰まり/汚れもないので大丈夫でしょう。
次は左側のオイルシールを確認、問題ないですね?
エンジンを降ろしました。
ピストン/シリンダーは良好です。
腰下を分解する前にブラスト処理を、
じゃ腰下を、
クラッチを外すとシフトしない原因が判明。
シフトシャフトのギア位置が間違ってるかな?
これが正解と思います。
手動でドライブシャフトを廻すと5速まで入るようになりました。 🙂
次は右クランクのオイルシールを確認します。
クランクケースを割るのは嫌な作業ですが 😥
えぇ~、オイルシールは問題ないです。?
パーツは調達してたので、
ベアリングとシールを交換。
一応ミッションも確認。
特に問題ないですね。
クランクとミッションを組み込み、
動作チェック、OKでしょう。
仮組ですがエンジンOH完了。
ディーゼリングの原因が不明だったので再度お客様に確認。
どうやらキーをOFFにしてもエンジンが止まらないだけのようなので、
単純にメインキーの接触不良と思います。
私の勝手な思い込みでした。 😉
続く
- 投稿タグ
- RL250 ②