本題に入る前に、
2ヶ月前レストアさせて頂いた スズキ TM250ですが、
納車後、和歌山の専門業者にチャンバー製作を依頼、
車両の引き取り帰りに寄ってくれました。
リーズナブルな価格で素晴らしい仕上がりです。
もうこれはオフ走行不可、盆栽ですよ 😀
では、次の作業へ、
今回は埼玉からのご依頼です。
BAS 姫路デポまで引き取りに。
（遠方からのご依頼有難う御座います）
ヤマハ DT125（4F2) 1981年式
現状が良すぎるので、
フルレストアを行っても状態の変化が薄いですね 😥
まあ、過去の作業と同様に進めさせて頂くと言うことで・・・
エンジンの状況確認の為、少し試走させて頂くことに。
回転の落ちが悪いのと少しアイドリングが不安定かな、
後、高回転で頭打ちしているように思います。
気になるのがピストンの圧縮です・・・キックが軽い？
やっぱり、鬼キックして約7ｋｇ/ｃｍ2でした。
（２ストは8Kg/ｃｍ2必要かな？ 黒文字がｋｍ/ｃｍ2相当）
キャブレター調整はエンジンOH後にします。
エンジンを下しました。
シフト/アクスルシャフトはオイル漏れを起こしてますね。
気になるピストンとシリンダーですが、
ピストンは小傷はありますが問題ないレベルです。
シリンダーも結構な小傷はありますが、
致命的な傷がないのと、薄くクロスハッチが残っているので大丈夫でしょう。
ピストンリングは合口隙間で1ｍｍ以上あるので要交換です。
（純正が出るのか不安）
ピストンピンに虫食いが、
初期欠陥でしょうかね？
クランクベアリング/ビッグエンドにガタは無さそうなので、
腰下の分解は止めておきます。
エンジンをブラスト、
お客様の要望で塗装はせずアルミ地とします。
オイル漏れを起こしてたシールを交換、
念の為、クランクのオイルシールも交換しました。
左を交換したら、右も交換せなあかんよな 😉
クラッチはフリクションプレートの摩耗もなさそうなので、
そのまま使用させて頂きます。
ピストンピンとベアリングは入手出来ましたが、
困ったのはピストンリングです。
純正で正規ルートで9000円近くしてます！
ヤマハさんNOSと言っても高過ぎます 👿
ちょっと購入を保留、別ルートで探してみます。
次はキャブレターです。
最近交換されたのかな？
綺麗なので問題ないと思いますが一応確認。
うぅ～ん、申し上げにくいのですが、
MIKUNI製のレプリカですね？
メインジェット/パイロットジェットに番数の刻印がありません 😯
アイドリングが不安定なのはキャブかもです？
一部メッキ処理をするのとピストンリングが無いので、
これでエンジンは一旦保留です。
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