スズキ　ハスラー250　8型　エンジン腰上OH他

トップページのヘッダー画像としている私のハスラー250です。
約10年前にレストアした車両で問題なく乗れるのですが、
1点納得していないことが・・・

スズキ　ハスラー250（TS250）8型　1975年製

それはピストンの圧縮が7㎏/ｃｍ2しかないことです。
（2ストなら8㎏/ｃｍ2以上は欲しいかな？）
以前から気になっていたので、
お客さんからの仕事を後回しに、もう一度手を入れたいと思います。

シリンダーはこんな感じです。

調べると8型からシリンダースリーブはメッキのようです。
ボーリングが出来ないので、eBayで8型以前のシリンダー（鉄スリーブ）を入手しました。

ブラストと磨き完了 😆
シリンダーボーリングは内燃機屋さんに出します。

シャフト類もサンポールメッキだったので新たな錆が発生。
気になるのでメッキ業者に出します。

その間にタンクを塗装、
（7型のデザインですが・・・）

リムも新品に入れ替えました。

メッキが戻ってきたので・・・

シリンダーも戻って来ました。
綺麗なクロスハッチが入ってます。 🙂

ピストンとシリンダーのクリアランスも攻めてみました。
ピストンリングの合口隙間で0.2ｍｍ、許容範囲下限ギリギリです。

ピストンは8型の入手が困難だったので、
形状は異なりますが9型を使用します。（8型より軽量です）

腰上を組み込み、
アイドリングとオイルの吐出量を調整。

タンク/シートを取り付けて完成です。

早速試運転、
ならし運転なので4000rpm以上は回してませんが、
エンジンからの雑音も消えトルクも増してます。
結構な出費でしたが、良し良しです。 😛

トップページヘッダー画像変更の為約150ｋｍ走って来ました。